どちらがどちら?
◆小山台(こやまだい) (東京都品川区)
◆尾山台(おやまだい) (東京都世田谷区)
かたや「こやまだい」、こなた「おやまだい」である。尾山台は大井町線の駅にもあり、小山台は目蒲線武蔵小山駅近くである。
品川区の小山台は、隣に「小山」という町が存在するように、「小山の高台」という意味である。もっとも、「小山」という地名も「小さな高台」の意で、台地と同じことではないかと考えられるが……。
世田谷区の尾山台の歴史をさかのぼると、江戸期から明治8年までは「小山村」であり、さらに戦国期にも「小山郷」であった記録がある。しかし、「古は尾山ともかけり」(『新編武蔵風土記稿』)という記載もあり、「小山」と「尾山」、どちらが先かは不明である。いずれにしても、「尾山の高台」の意であることは確かであろう。
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昭和11年都立小山台高校の府立八中時代
旧制東京府立第八中学時代から政財界など各界で活躍する多くの著名人を輩出しています。
校庭右角の前が武蔵小山駅前
提供:山崎 修さん(品川区小山3丁目)
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