投稿:塩 田  貞 雄 (港北区下田町)                NO.44  2014.5.15 掲載
 
紀行 「真田太平記」ゆかりの地を訪ねる
シニアライフの味わいのある楽しみ方
  
池波正太郎の長編時代小説「真田太平記」ゆかりの地である、長野県上田市を
4/26,27に開催された「真田まつり」に合わせ訪れました。
池波正太郎は私の好きな作家の一人で、現役時代殆どの作品を読み尽した程です。
再び読み始めましたが、どの作品もとても新鮮で面白くてやめらくなってしまう。
数多い池波作品の中で最も好きな作品は「真田太平記」です。
戦国乱世にあって、信濃の小豪族から身を起こし、戦国大名に上りつめ、
天下にその名をとどろかせた真田一族の家存続と男の大義を賭けた戦いの日々を、
歴史上の人物と作者が創造した人物を絡ませて纏め上げた一大ロマンです。

小説を読む楽しみ、そのゆかりの地を訪ねる愉しさ、私のシニアライフの味わいある楽しみの一つにしています。 
  
 池波正太郎の長編時代小説『真田太平記』
★各写真をクリックし拡大してご覧ください。★ 
昭和49年より9年間「週刊朝日」に連載、文庫本で12巻の長編
 
第32回上田真田まつり 2014/4/26,27
上田真田まつりのリーフレット
  
 真田軍武者行列出陣と市内パレード
上田城址櫓門を出陣する真田幸村
  
出陣太鼓(左)が打ち鳴る中、甲冑隊の出陣 騎馬隊の出陣
 
鉄砲隊の出陣と祝砲
 
市内を行く真田隊パレード
  
 
池波正太郎「真田太平記館」の前を行く武者行列
 
真田太平記館を観る 
今なお多くのファンを魅了し続ける作家、
池波正太郎を代表する作品「真田太平記」
を体験できる場所です。
太平記年表、登場人物の紹介、取材ノートや
書斎の様子、併せて池波作品の代表的な
「鬼平犯科帳」、「剣客商売」、「仕掛人藤枝梅安」
の三大シリーズなどの作品紹介など
池波正太郎の世界を観る事ができます。
 
 食通でもある池波正太郎が愛した蕎麦屋
池波正太郎が上田を訪れると必ず立ち寄った蕎麦屋の「刀屋」、長い行列でした。
写真の普通盛りでもこの多さ、これにちらし(天ぷらの盛り合わせ)をつけ最高に美味でした。
 
 北国街道の散策
 
上田城の城下町として栄えた上田。
上州・長野街道と北国街道が分岐する交通の要所となり上田宿として賑わいました。
 
 
かっての雰囲気を今に伝える北国街道の静かな佇まい、柳町の街並み。
400年以上も続く「銘酒亀齢」の醸造元もありました。
◆◇◆一泊二日の短い旅でしたので真田まつりを観るのがメインとなってしまい、
この上田地域にはまだ多くの見どころがあり、次なる機会に訪れる予定です。◆◇◆
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