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文・写真: 阿部匡宏(港北区師岡町)     NO.15 2014.3.26 掲載



           今年も満開、大倉山梅林

 大倉山公園は敷地面積約6万9,000平方メートルのうち約1万平方メートルが梅林です。梅林内には白加賀(しらかが)や蓬莱、一つの枝に淡い紅・紅・白の花をつける「思いのまま」など約30種類200本が植えられています。
 2月下旬〜3月下旬が見ごろ。毎年見ごろの週末には観梅会を開かれ。咲き乱れる梅の下で三曲演奏や日本舞踊などのイベントが行われます。


  大倉山の梅酒

 今年も、3月8日(土曜日)に、大倉山の梅林に梅の花を見に行きました。昨年は、帰りに買えばよいかなと思いましたが、結局売り切れ・・・。梅園近くの酒屋でも売り切れ。
 今年は梅林の中で販売していたのを購入しました。年1回の限定醸造のため毎年売り切れるようです。


梅酒「梅の薫」

容量720ml  定価1,100円









 「梅の薫」は昭和6年に開園した「大倉山梅林」が横浜市に移管されたのを機に、平成2年度(1991年)に大倉山公園(梅林)開園60周年記念事業として「港北観光協会」が発案した名産品です。評判が良かったため毎年生産を続け今日に至っています。

 美味しい秘密

 人気の高い大倉山梅酒「梅の薫」の新酒は、香りが良くて美味しかったです。


 その1

 大量生産の梅酒とは製法がちがい、大倉山梅林内の「白加賀梅」を手もぎで収穫し、2〜3年寝かせた原酒(国産梅使用)をブレンドして作ることで当初からの味を守っているそうです。

 その2

 梅の漬け込みは約3カ月のみで新鮮です。アルコール度数はワインとほぼ同じの13度で、やや甘めで濃厚です。オンザロックでも、水割り・ソーダ割りもおすすめです。
 


梅の木「白加賀(しらかが)」の花


「白加賀」の実


 梅酒「梅の薫」は横浜のオリジナル商品として横浜観光コンベンションビューローの「横濱001グッズ」にも認定されています。

  ヨコハマ・グッズ「横濱001」とは・・・

 
ヨコハマ・グッズ「横濱001」は、開国以来続く”先進の伊吹”と”ものづくりの意欲”を大切にし、個性ある横浜発のオンリーワン商品をめざす地域ブランドの総称です。一般社団法人YOKOHAMA GOODS 001が、2年に一度認定審査会を行い、商品を認定しています。大倉山梅酒「梅の薫」は、1995年の認定から現在まで、連続して認定され続けているそうです。

  販売先は・・・

 毎年2月下旬〜3月下旬、梅の花の見頃に同園で開いている「大倉山観梅会」で限定販売し、その後、港北区内の酒店でも一般販売します。年1回の限定醸造のため夏ごろに品薄になるなど、港北区内では人気の商品です。
 
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樹木   大倉山梅林の美味しい梅酒