編集支援:阿部匡宏 / ロゴ制作:配野美矢子

NO.9 2014.3.13 掲載

樹木  アルバムをCDに整理し、保存

画像はクリックし拡大してご覧ください。

文・編集:岩田忠利  

 
 アルバムCD化のきっかけ

 「亡き両親の昔の写真がゴッソリあって捨てるに捨てられず困っています」「私の子どもの頃からのアルバムが何冊も…。私の死後はどうせ処分されてしまうでしょう」「大量の紙焼き写真を1枚のCDかDVDに整理することはできませんか?」

 パソコン教室を主宰している私にこのような悩みを受講者の方から相談されました。確かに60代や70代になると、アルバムはダンボール箱1個では収まらないほどになります。
 そうだ、ディスクに取り込めば何枚でもコピーして子供たちにもあげられる。また紙焼きの写真をファイル化してしまえば、アルバムは処分できるので片付き、すっきりします。ファイルの画像は画質の変色はしないし、破損することもない。「では、これからアルバムを整理するハウ・ツ−を勉強する講座を始めよう!」




 昭和13年(1938)生まれの私の幼少期からの思い出がつまったアルバムの一部、その10冊

 これがDVD版ディスク1枚に楽に収まってしまいます。

 

 大量の画像がディスク1枚に

 
そこで、私はさっそく「アルバム編集講座」のテキストを作り、Wordで文字入力さえできればこのテキストをもとに写真をスキャンして写真説明をつける編集作業の後、誰でも保存版にふさわしい作品に仕上げる一連の技術が身につくようにしました。
 最後にディスクの表面(レーベル)にデザインしディスクの必要枚数をプリント、ケースの裏表と背に入れるインデックスカードをデザインして印刷、それをケースに差し込めば完成です。

 大判のA3サイズのファイル

 昭和55年(1980)からの私の地域活動を新聞・雑誌・各種広報誌(紙)が掲載した記事の切り抜きのファイリング


写真左の画像に説明文をつけ、1枚のDVD版にまとめた私の「切り抜き帳」


 
受講者の動機もさまざま

 当教室内にポスター「アルバム編集講座 開設」を貼り出し、受講希望者を募ったところ、希望者それぞれの動機で受講することに。

 「満82歳誕生日記念に発行したい」というN・Nさん(女性)。少女時代を樺太で送ったO・Kさん(女性)は「生きた証しに」。パソコンで水彩画をたくさん描いてきた!・Sさん(女性)は「自分の半生をまとめた中に水彩画と山歩きの写真も」。「結婚する長女に結婚式当日にプレゼントする」というK・Mさん(女性)は、次女のCD版も作りました(写真下に掲載)。

 玉砕のサイパン島生まれの栗原茂夫さんは、少年時代の戦争体験をA4の用紙にワープロでびっしりしたため「母の手記の続きを書きました」と言って、これを私と一緒に当サイト「ドキュメント 少年の戦争体験」をWeb用に編集し掲載、さらにCD版と本に編集、出版しました。定年退職後、奥様と日本各地を旅してきたK・Mさん(男性)は、「膨大な量の画像があるので、妻の趣味の水彩画とともに1枚のCDに入れて整理したい」という。

 といったようにその動機は違いますが、皆さまが1週間に2時間、私の講座に通い、今までに25名が完成させました。

 写真左の上段は、当サイト「木花-World」と「さくら-World」に掲載の樹木情報1069件の情報が収録されています。

 下段は、上記K・Mさんが長女と次女の誕生から結婚までのアルバムをCD版にまとめ、結婚式当日プレゼント

 手始めは、自宅で写真を吟味し、以下のように「袋」に入れる作業

 1. 週刊誌代の袋を何枚か用意し、袋に「幼少期」、「小中学校時代」、「高校時代」、「就職」」と人生の節目ごとをメモ書きします。

 2. それぞれの袋に該当する写真を入れます。

 3. 袋に書いた上記の時代区分のフォルダをパソコン内に作り、スキャンした画像ファイルをそのフォルダに保存します。

 さぁ、ここからが編集の本番です。

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 ★アルバム整理に関心のある方は、岩田までご一報ください。お手伝いします。

       TEL.045-561-1000  E-mail: ensen@cameo.plala.or.jp

 

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