自宅ベランダから近所の家を見た雪景色。17日夜から18日まで降り続いた雪は腰の高さほど積もり、人も車も通れません

 こちらは2月の大雪の影響が思ったよりも大きかったです。

 家の裏には2週間経ってもまだ雪が残っています。日当たりのいい所は日曜日にやっと消えました。テレビや新聞などでご存知だと思いますが、あんなにたくさん雪が降ったのは生まれて初めてのことです。



わが家の車の屋根の雪。雪下ろしを始めたので、車の手前に山ができ始めています
    80a以上の雪

 夜中に屋根からの落雪があったせいもありますが、朝玄関のドアーを開けたら80センチ以上の高さの雪が目の前に広がっているのです。玄関から外に出るのにどうすればいいの?と、単純に思いました。
 人がひとり通る通路を確保するのに難儀しました。さて、その取った雪をどこに置けばいいの? と捨て場所にも困りました。

 
立ち往生のトラック250台

雪国の方のご苦労がほんの少しだけわかったような気がしました。
 ここ(群馬県安中市)は雪国ではないので東京が降ったときに一緒に降る程度で、東京よりも少し積雪量が多いくらいですもの。

 安中市から碓氷峠を越える国道18号線のバイパスが通っています。それが217日夜から降り続いた雪のためトラックが碓井峠を登れず、約250台もが立ち往生…。3日間も運転席に“缶詰”なんて運転手さんもいたりして、前代未聞の大騒ぎでした。

 こんな大雪は、生涯もう経験しないのでは、と思いました。


国道18号線のバイパスに立ち往生するトラックの一部 (毎日新聞社撮影の空撮)


木は大量の着雪でやっと立っているようです
     大きい雪害

 残雪が大分少なくなってきたのでウォーキングに行っていますが、民家のカーポートが潰れていたり、農家のビニールハウスの温室がぺしゃんこになったり、大きな木が裂けていたり、とくに樹木の被害がすごいですね。
 
 とくに驚くのは竹(竹林)の変わり果てた姿ですね。葉が多くついているせいでしょうか、着雪が多いのですね。太い大きな竹が裂けて大きくしなって折れ曲がっています。それがたくさん・・・。いつもの景色がすっかり変わってしまいました。


折れ曲がる樹木


若者のパワーはすごい!

 
     新顔の雪かき

ここも都会並みに近所づきあいが希薄になってご近所さんのことはよくわからなくなってきています。が、今回の雪で、初めて見る方がた〜くさん雪かきに出ていました。
 少しくらいの雪ではいつもの顔ぶれが雪かきをしているのに、こんどの大雪には多くの“新顔”が出動したのにはほんとうに驚きました。大勢で雪かきしますと、はかどりますね。それにしても若い子はパワーがあって頼もしいですね。

 今回の大雪は、これも地球温暖化現象のせいでしょうか。ならば、またこの豪雪は繰り返されるのか、それが何よりも心配です。一生に一度の体験、これっきりにしてほしいですね。

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大橋悦子(主婦。群馬県安中市)       

ロゴデザイン:配野美矢子

NO.7 2014.3.9 掲載

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樹木
 生まれて初めての大雪