NO.7

08. 傘の裏の管孔が蜂の巣に似ています、ハチノスタケ(蜂の巣茸)

管孔が蜂の巣状です
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属 サルノコシカケ科タマチョレイタケ属 食用可否 食不可
見どころ

傘は黄色の半円形
 広葉樹の枯木から発生します。傘は半円形〜じん臓形、径2〜4センチ、表面は淡黄茶色、濃色の平らな細鱗片を帯びます。柄は傘の横につき短いです。傘の裏がヒダではなく管孔になっています。このキノコは管孔がハチの巣状になっていることからハチノスタケと名つけられたそうです。
 
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.31
06. 倒木や切り株などに群生する小さなキノコ、イヌセンボンタケ(犬千本茸)

イヌセンボンタケ傘(拡大)    
傘の大きさは1〜1.5センチ、初め卵形のち鐘形になります。放射状の溝線がはっきりしています
所在地 川崎市宮前区神木本町2-10-1 東高根森林公園
科・属 ナヨタケ科Coprinellus属 or
 ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属
食用可否 可食(超不味い)
見どころ
 地方によっては「まめぶし」「ちびぶし」「ぼんさいもたし」などの名称があるそうです。春から秋、倒木や切り株などに群生し、時には何千本、何万本にもなるそうです。傘は径1〜1.5センチ、初め卵形のち鐘形に、表面は白〜灰色。放射状の溝線が明確で微毛が生えています。ヒダは白色で胞子が成熟すると黒色に変化しますが、液化はしません。柄は細く白色で、極めてもろく、初め微細毛を帯びるがのち無毛となります。

ヒダは白色から黒っぽくなります
 

何千本、何万本もの大群生になることもあるそうです。さぞ壮観でしょうね
担当者 北澤美代子 撮影日 2012.10.16

2012.10.25〜 掲載08種

04. 猫の足に似ています、スエヒロタケ(末広茸)

変わった形のこのキノコ、皆さん、何を想像しますか?
所在地 横浜市都筑区葛が谷 都筑ふれあいの丘
科・属 スエヒロタケ科スエヒロタケ属 食用可否 食不可
見どころ  広葉樹林や針葉樹林の枯れ木、切り株、用材などにきわめて普通に発生する小型の木材腐朽菌です。傘は扇形で縁は掌状に裂けます。白色から灰褐色。表面は粗い毛で密におおわれています。ヒダは白から灰褐色や淡紫褐色で柄はありません。
 キノコは小さな胞子をつくって空気中に飛ばします。これを吸い込んでキノコが体に入り込みますから、ごくまれに抵抗力が落ちた人や犬の肺に寄生してアレルギー性気管支肺炎の感染症を引き起こします。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.31

2012.10.2 開設

02. 中華料理の食材、アラゲキクラゲ (粗毛木海月)

ゼラチン状で触ると柔らかいところと硬いところがあります
所在地 横浜市都筑区葛が谷 都筑ふれあいの丘
科・属 キクラゲ科キクラゲ属 食用可否 食用
見どころ  一年中、広葉樹の枯れ木上に群生します。ごく幼菌時、球形で、のちに茶碗型になり、さらに耳型など形は変化に富みます。 上面(背面)は帯白色の細毛に覆われ、灰褐色。 下面は、褐色から帯紫褐色。 背面で枯れ木に固着します。 子実体はゼラチン質。径6センチ、高さ2センチ以上になります。
 キクラゲと同様に、乾燥すると固く縮みます。 けれど雨に打たれたり多湿な環境になると、水分を吸収し再び元の状態に戻ります。キクラゲと同じく中華料理の食材として身近なキノコです。キクラゲよりも固く、コリコリした歯ごたえがあります。さっと茹でて千切りにし、酢の物やぬたにも良いですが、糠漬や味噌漬にしてもおいしい。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.31
01. 毒性ですが何故か人気がある、ベニテングタケ(紅天狗茸)

キノコの中では人気もの。傘形だともっと良かったですが……
所在地 つくば市天久保4-1-1 筑波実験植物園
科・属 テングタケ科テングタケ属 食用可否 食不可
見どころ  真っ赤な傘に白い斑点模様が美しく、キノコの中では愛されています。主に高原のシラカバやマツ林に生育し、針葉樹と広葉樹の双方に外菌根を形成する菌根菌です。深紅色の傘にはツボが崩れてできた白色のイボがあります。完全に成長したベニテングタケの傘はたいてい直径8〜20センチくらいあります。柄の色は白く、長さは20センチくらいで根元の方は太くなっていました。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.24

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07. シロオニタケ(白鬼茸)より少し大きい、シロオニタケモドキ(白鬼茸擬)

傘や柄に茶色のイボがたくさん付いています
所在地 つくば市天久保4-1-1 筑波実験植物園
科・属 テングタケ科テングタケ属 食用可否 食不可
見どころ

ずんぐりむっくりしたスタイル,
愛嬌のあるキノコですね
 夏〜秋にコナラ林やシイ林などの地上に発生する大型キノコです。カサは淡黄褐色〜淡褐色で先が尖った錐状のイボを多数付けます。ヒダは白色〜淡黄色。(画像では見えませんが)。柄の基部は塊茎状で小さなイボを多数環状に付けます。
 シロオニタケと形状は似ていますが、全体的に褐色であること、画像ではツバが隠れていますが、永続性である点が異なります。
 ※シロオニタケ(白鬼茸)は6ページNO.10に載っています。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.24
05. シイタケ栽培には害菌です、キヒラタケ(黄平茸)

フワフワした毛で覆われ、キノコらしくないですね  
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属 ヒラタケ科キヒラタケ属   食用可否 食不可
見どころ

美しい黄色のヒダ
 夏から秋にかけて広葉樹や針葉樹の切り株や倒木などの上に折り重なるようにして発生します。ナラ類の原木を利用してシイタケを栽培している農家にとっては困り者の害菌のひとつだそうです。
 傘の形は半球形に見えましたが…。径は3センチくらい表面に粗い毛がたくさん生えていました。柄はなくヒダは黄色でやや密です。肉は薄いわりに強靭で、とても食用にはならないそうです。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.31
03. 猛毒のタマゴタケモドキ(卵茸擬)に似ています、キタマゴタケ(黄卵茸)

傘の周囲に条線があります
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属 テングタケ科テングタケ属  食用可否 可食(注意)
見どころ

ヒダは黄色でやや密、ツバの色は黄色です  
 傘径は7センチくらい、表面平滑で周囲には明瞭な条線があります。傘の色は鮮黄色。表面平滑で周囲にはヒダは黄色。離生しやや密。柄は20センチくらいで、上部に濃い黄色のツバを垂下し、基部には白色膜質で大型のツボがあります。
 それに比べ、タマゴタケモドキ(卵茸擬)の傘は地色より濃色で傘の周囲に条線がありません。また、タマゴタケモドキ(卵茸擬)のツバは白色。傘がまだ蕾の状態の幼菌では、条線は不明瞭なので注意してください。タマゴタケモドキ(卵茸擬)は猛毒です。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.12