NO.3

07. マクロレンズでやっと撮れるち~さな、ハナオチバタケ (花落葉茸)

小さい小さいキノコです
所在地 横浜市港北区新吉田町 第三京浜入り口近くの山道
科・属 キシメジ科 ホウライタケ属 食用可否 小さくて食不適
見どころ
 夏から秋にかけて広葉樹や針葉樹の林内地上におちた落葉の間に群生します。私が見つけたのは竹林の隅です。とても小さいキノコで、マクロレンズでやっと撮れました。  傘は鐘形からまんじゅう形で中央部には小さな突起があり、平らに開ききることはありません。傘は径0.8~1.5センチで、色は紫紅色、淡紅色、黄土色、淡褐色など変化に富み、美しいキノコです。ヒダは数少なく、16~19ほど、柄は黒褐色、長さ3~6センチで、針金状です。

柄の長さは3~6センチで、針金状

ヒダは数が少なくまばらです
 
担当者 八城幸子 撮影日 2012.10.10

2012.10.10~ 掲載10種

10. 傘はまだ半球状でした! ウスキモリノカサ(薄黄森傘)

幼菌の姿。成長したキノコを見たいですね! 
所在地 つくば市天久保4-1-1 林内
科・属 ハラタケ科ハラタケ属 食用可否 食用不可
見どころ
 私が見たときは、まだ子供だったのでしょうか、傘の径は3センチ程度の半球状でした。傘の色は薄い黄土色。まだ裏側のヒダは見えませんでした。次第に大きくなると開いて平らになります。ヒダも最初は白色で密につきますが、時間が経つとコーヒー色になります。柄の長さは白色で8センチくらいありました。なかほどに大きなツバを備え、中空で折れやすい。ツバは破れやすい膜質で、脱落しやすいそうです。ヒダはまだ被膜に覆われていました。これが破れてツバになります。 

まだ子供なのでもう少し経つと傘は開きます
 

このときはまだヒダは被膜に覆われていましたが、やがて破れてツバになります   
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.8
02. 傘ははじめ饅頭形で成長すると半円形に開く、ウスヒラタケ(薄平茸)

      ウスヒラタケの傘の表面
傘はまんじゅう形から、成長して半円形に開いています 
所在地 横浜市緑区寺山町291 県立四季の森公園
科・属 ヒラタケ科ヒラタケ属 食用可否 食用可
見どころ

ウスヒラタケの傘の裏面
やや粗いヒダです
 梅雨期から秋にかけて広葉樹の切り株や倒木などに発生します。 傘ははじめ饅頭形で成長すると開いて半円形になります。表面の色は淡灰褐色から淡黄色で、湿っているときは弱い粘性があります。肉は白色で日が透けるほど薄い。裏面のヒダは白色でやや粗く、柄にたれるようになります。柄は白く短く、傘は片側にかたよってつきます。
 よく似たヒラタケに比べて傘の厚みは薄く、肉も軟らかい。ヒラタケと同様に食べられるようです。 
担当者 北澤美代子 撮影日 2012.10.1
05. ヒダの色も傘の形も美しい、ウラムラサキシメジ(裏紫占地)

傘には小さなイボがあり、傘の形は格好いいです!
所在地 つくば市天久保4-1-1 林内
科・属 キシメジ科ウラムラサキシメジ属 食用可否 毒茸
見どころ

薄紫色のヒダがきれい!
 雑木林で1個採取して撮影しました。傘はコウモリ傘みたいで径5~6センチくらい。傘の色は茶色で少しイボがありました。傘の裏のヒダはうす紫色で密。柄はうす茶色で15センチくらい。柄の上下は白。シメジといえば私たちが食べている身近なキノコですが、このキノコは有毒です。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.8

2012.10.2 開設

キノコは初心者です。名前を間違っているかも知れません。
ご存じの先輩の皆様、誤りをメールで教えてください。

画像をクリックし拡大してご覧ください。連続して見るには左上の「戻る」を
クリックして戻ってきてください。

09. 広葉樹の枯れ木や立木周辺の地面に群生する、ナラタケモドキ(楢茸擬)

傘が黄色と褐色の斑模様のナラタケモドキがたくさん束生していました
所在地 横浜市港北区大倉山 大倉山公園の雑木林
科・属 キシメジ科ナラタケ属 食用可否 食用
見どころ
 ナラタケモドキが、山の斜面一面に生えていました。食べられるとは知らず、ほんの少し採ってきました。津軽では、ナラタケモドキやナラタケのことを「サモダシ」と呼ぶそうです。単に、キノコと言った場合は、この サモダシ のことを指すそうです。それほどいつも、食べられているそうです。多く採った場合には、塩蔵して置き、翌年まで食べるとのことです。
 ナラタケに極めて類似していますが、ツバがない点で区別されます。傘は径4センチ~8センチで、黄色と褐色のまだら模様になっていて、大きくなると土褐色となります。ツボは黄褐色で、下部は暗褐色で中心部に細かい鱗片が密集します。夏~秋、種々の広葉樹の切り株、枯れ枝上、まれに立木の根部に多数束生します。このキノコが出てくるとそれから10日過ぎには色々のキノコが出てくるようになるといわれます。食用になりますが、消化が悪いので過食しないよう注意しましょう。

何本ものキノコが根元で一つの株のようになっています
 

ナラタケとの違いは、ツバが無いこと。ツバは柄の上部にあるはずですが、それがありません
担当者 大田孝子 撮影日 2012.10.13
08. 傘はすぐ破れてしまいます、ヤブレベニタケ(破紅茸)

傘はすぐ破れて中の白い肉が見えます!
所在地 つくば市天久保4-1-1 林内
科・属 ニタケ科ベニタケ属  食用可否 辛くて食不可
見どころ
 傘が大きく裂れるのが特徴です。傘の径は約7センチ、中央がややくぼんだ平らな形でした。私が見たときは、相当破れていました。ひび割れて白い肉が表れていました。傘の裏のヒダは白色で密についています。柄は長さ10センチくらいで薄い赤色。細かい条線があります。

白色のヒダが密についています 
 

柄は細い条線があり、薄い赤色
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.8
06. 全体がウコン色です、ウコンハツ( 鬱金初)

傘はお饅頭みたい。まだ子供?
所在地 つくば市天久保4-1-1 林内
科・属 ベニタケ科ベニタケ属 食用可否 食用不可
見どころ

全体が黄色なのでキノコの名前がすぐ覚えられます!
 雑木林で地味なキノコが多い中、目立つ黄色のキノコを見つけました。
 夏~秋、アカマツ・コナラ林、コナラ・クヌギ林などの地上に発生します。傘が3センチくらいのお饅頭みたいでしたが、もう少し経てば、傘も開き傘の形はじょうご形になります。裏は白いヒダが表れます。
 柄の長さは10センチくらい、太く短いコン棒形。色は傘の色と同じ黄色です。乾燥してもウコン色はほとんど変わりません。肉は白で、臭い匂いがしますので、食べられません。和名は「鬱金初」ですが、このウコン色が由来になってます。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.8
01 頬紅をつけたような、ウスムラサキハツ(薄紫初)

頬紅をつけたみたいで、清楚で愛らしいという表現がぴったりのキノコです!
所在地 東京都目黒区内 公園
科・属 ベニタケ科ベニタケ属 食用可否 食用価値は無い
見どころ

ヒダは密で白色、非常にもろく、すぐにボロボロと崩れます。柄が薄紫色です。根元まで撮らなかったために柄の形が分かりませんね。
 公園の雑木林で見つけました。傘は平で長さが3センチくらい。まるで頬紅をつけたみたいな感じのキノコでした。帰宅して図鑑で調べましたら、ウスムラサキハツは広葉樹林など雑木林によく生えるそうです。傘の裏のヒダは密で、ちょっと触れただけでボロボロと壊れてしまいます。柄は少し紫色をしていました。傘も柄も全体的に脆いキノコです。味は温和で、食用価値はないそうです。
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.5

「きのこのノコちゃん」TOPに戻る

「とうよこ沿線」TOPに戻る

次ページNO.4へ
04. 亀の甲に似ていて食べられる、キッコウアワタケ(亀甲粟茸)

美味しそうなパンみたいです!
所在地 東京都目黒区内 公園
科・属 イグチ科アワタケ属 食用可否 食用
見どころ

傘の裏が孔状(網みたい)のキノコは初めてみました!
 雑木林で見つけました。私が見つけたのは、傘は径7センチくらいで、まるでスポンジケーキみたいな形をしていました。表面は少し割れ、裏側は孔状(網状)でした。柄は太くしっかりついています。傘の表面がひび割れ、亀の甲のように見えるのでキッコウアワタケと名つけられました。食用になります。 
担当者 石川佐智子 撮影日 2012.10.5
03. 傘はウロコのよう、裏面は菅孔でスポンジ状態、アミヒラタケ(網平茸)

アミヒラタケの傘の表面
   褐色のササクレ、燐片があります
所在地 横浜市緑区寺山町291 県立四季の森公園
科・属 サルノコシカケ科タマチョレイタケ属 食用可否 小は食用可。大は不可
見どころ
 広葉樹や針葉樹の倒木、枯幹、切り株などに発生します。普通傘の長径は10~20センチ内外、厚さ1~3センチ位で、扇形や団扇形や半円形です。傘の縁はやや内側が後に平らに開き波状になります。色は黄色から茶色で、表面には褐色のササクレ、燐片があります。裏面は初め白~材木色、乾くと褐色になり管孔は網目です。横に太く短い柄をつけます。一個でみられることが多く、群れている場合は2~3個で生えていることが多く、棚のような形を形成します。
 大抵春に生え、秋にも見られることがありますが、それ以外の季節では見ることは稀だそうです。キノコの匂いはスイカの皮のような良い匂いとか、マツタケのような香りがほんのりするとか?  小さいものは歯応え十分で上品な味。大きいものは硬くて食用には向かないようです。

    アミヒラタケの傘の裏面   初め白~材木色、乾くと褐色になリます。ヒダはないが、無数の孔がある網目です
 

横から撮影したアミヒラタケ
 
担当者 北澤美代子 撮影日 2012.10.1