
ヒゴスミレ(肥後菫)
原産地は日本の東北地方南部以南。花がいい香りです。
|
|

ヤブレガサ(破れ傘)
傘をすぼめたような姿が名前。根は風邪薬になり、新芽は山菜として食べられる。 |
|

キバナハナニラ(黄花花韮)
ブラジル南部からウルグアイに分布。
|
|

ヤマシャクヤク(山芍薬)の花
野生のシャクヤク。根が腹痛の鎮痛剤。 |
|

ヤマシャクヤク(山芍薬)の実
花からは想像できない形です。
|
|

アズマレイジンソウ(東伶人草)
花の形が舞楽の伶人の冠に似ているのが花名に。
|
|

キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草)
お寺の屋根の宝鐸に似ることが花名。
|
|

コロハ(胡廬巴)
強壮、鎮痛、消化吸収など幅広い効能とスパイスにも。種子は最近の研究で、、母乳の出を良くする効果、糖尿病の血糖値を下げ体脂肪を減らす効果が。 |
|

ボリジ
地中海沿岸が原産。若葉はハーブティーやサラダに、花は砂糖漬けに使う。 |
|
|

セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)
ホップ果穂を乾燥したものを、布袋に入れて振り、黄色のホップ腺を集めてビール原料のホップになります。
|
|

ミヤマオダマキ(深山苧環)
腹痛、下痢などに用いられ、関節炎や耳だれには生の葉の絞り汁を患部に塗ります。
「おだまき」の由来は、糸巻きに糸を巻いた状態に似ていることから。
|
|
|

ホソバタイセイ(細葉大青)
江戸時代藍染の原料として渡来。バンランコン(板藍根)という漢方の生薬の原料として解熱、水虫の薬に。
|
|
|
5月の花と茎葉(2012.5.1/5.16/5.25 撮影)
|
|
|
|

アカザ(藜)の茎葉
草丈が1.5メートルにも生長、茎は乾燥させると、軽くて丈夫な“杖”に。葉はゆでて食べることができ、酵素が多く、ほうれん草に似た味。生薬として下痢止め、健胃、強壮薬として効く。 |
|

ジャーマンアイリス
別名「ドイツ菖蒲」。交配種で花色はいろいろ。
|
|

ニオイイリス(匂いイリス)
別名「匂いあやめ」。乾燥させた根茎から
高価な天然香料がとれます。
|
|

ハナビシソウ(花菱草)
原産は米国。インディアンはハナビシソウの実を薬用として鎮痙、鎮静、鎮痛などに利用していました。
撮影:八城幸子さん |
|

カルドンの花
茎葉の横幅は直径2㍍ほどの樹木のような大きさ。ヨーロッパでは野菜として売られています。
撮影:石川佐智子さん
|
|

カワラナデシコ(河原撫子)
秋の七草のひとつ。名前の由来は日当たりの良い河原に多く生えていることから。
|
|

アカバナムシヨケギク(赤花虫除け菊)
蚊取り線香の原料
|
|

イノンド(蒔蘿)の花と茎葉
古代エジプト、ギリシャ、ローマ、中世ヨーロッパで香料や胃、消化促進の薬草として栽培されてきた歴史ある野草。 |
|

イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
滋賀県の伊吹山に多く自生.。花柱を虎の尾に見立てた花名です。
|
|

アメジストセージの花と茎葉
別名「ヤクヨウサルビア」。薬効は下痢・健胃・疲労回復・強壮・生理不順などに顕著です。食べすぎ飲みすぎなどには、乾燥セージ葉2~3枚を熱い紅茶に入れ、セージティーにします。 |
|

トリアシショウマ(鳥足升麻)
根茎を乾燥したものを「赤升麻」または「紅升麻」という生薬名で、頭痛や風邪の解熱・解毒・鎮痛に薬効。若芽を茹でて和え物、汁の実、天ぷら、揚げ物などの美味しい山菜料理に。 |
|

ワタゲハナグルマ(綿毛花車)
タンポポにそっくりの花。道端や荒地に自生する南アフリカ原産の帰化植物。
|
|

ハナウド(花独活)
乾燥した根茎を煎じて服用すると、鎮痛、抗炎症、血圧降下、血管収縮などの効果があり、関節の痛み、リューマチ、頭痛、慢性気管支炎などに用います。
|
|
|

ジギタリスの花と茎葉
別名「フォックスグローブ(狐の手袋)」。虚血性心疾患、心臓弁膜症など心臓病の薬に用いられます。 |
|

ドクゼリ(毒芹)
ドクウツギ、トリカブトと並んで日本三大毒草の一つ。セリは独特の香りがありますが、毒芹には香りがありません。
|
|

カイケイジオウ(快慶地黄)
漢方薬店で売っている有名な薬「八味地黄丸」は、この根の成分で補血、強壮などに薬効。中国の快慶(河南省)で栽培されていたもの。
|
|

アマギアマチャ(天城甘茶)
ユキノシタ科アジサイ属の落葉小低木。伊豆地方に自生する日本固有種。生の葉を噛むと甘味があり、伊豆地方では甘茶の代用、甘味や調味料として使い、この木を「甘木」と呼び、自生する山を「天城山」と命名したという。
葉の甘味成分の結晶はサッカリンの2倍の甘さがあります。 |
|

キリンソウ(黄輪草)
キリンソウの漢字名で「麒麟草」と表記している媒体が大半なので、さぞ草丈がすらっと高い野草だろうと想像していました。ところが、現物は多肉質の葉で、茎の先端に星型の小さい花を多数つける背の低い野草でした。
漢字名は「麒麟草」よりは「黄輪草」のほうが現物を適切に表しているでしょう。
|
|

ハマボウフウ(浜防風)
日本全土の海岸の砂丘地に自生。生薬名は浜防風。解熱、鎮痛作用があり、かぜの発汗、発熱、頭痛、関節痛などに効能。
美味しい食材としても利用され、明治時代から栽培され、高級野菜として八百屋で売られたことから別名を「八百屋防風」。 |
|

ヘンルータ
別名「猫寄らず」。強い香りがあり、古くから神聖な力を持ったハーブとされる。葉っぱを本に挿んでおくと、紙魚(しみ)の害を防ぐ。
|
|

モモバキキョウ(桃葉桔梗)
葉っぱが桃のようで花がキキョウのようだからの名前の由来。観賞用。
|
|

ウツボグサ(空穂草/靱草)
別名は夏枯草(かごそう)。「ウツボ」とは、矢を背負って入れる靱(うつぼ)という道具で、これに似ていることから。
|
|

マツヨイセンノウ(待宵仙翁)
雌雄異株。花に芳香があり、蝶や蜂を誘う。宵を待って咲く、「待つ宵=マツヨイ」と呼ばれ、陽が高くなると萎む花。
|
|

ホッカイトウキ(北海当帰)
根が「トウキ」と言われ、血液循環を高める作用がります。
|
|
|

タチジャコウソウ(立ち麝香草)
料理に使うハーブの「タイム」といえば、このタチジャコウソウのこと。ハーブのタイム (thyme) はシソ科イブキジャコウソウ属の植物の総称で、およそ350種あるそうですが、これが日本に分布する唯一のタイム。 |
|

ハンゲショウ(半夏生・半化粧) の葉
夏至から11日目に葉の表面が白くなることから「半夏生」、お化粧の途中の意味で「半化粧」。
ドクダミ科は、ドクダミ属とこのハンゲショウ属の2属2種だけ。 |
|

ヒオウギ(檜扇)
平安時代、扇は檜の薄板を重ねて作ることから、檜扇と呼ばれるようになったことが名前の由来。根を乾燥させた生薬は消炎、利尿、去痰、風邪など多くの薬効がある。
|
|

ノカンゾウ(野萱草)
“一日花”。若芽、若葉、花が食用になるため盗掘が横行し絶滅危惧種Ⅱ種に指定。日干しにした根は、金針菜という生薬で、不眠症・むくみに効きます。
|
|

サボンソウ(サボン草)の花と茎葉
欧州原産。葉や根を水につけて揉むとアワが出ます。欧州では石鹸の代用に。根には痰きり、咳止めの薬効も。
|
|

オオグルマ(大車)
呼吸器系や心臓病の貴重な生薬「木香」の代用として渡来。今は砂糖漬けにしてお菓子の香りづけや、リキュールやベルモットの香りづけ、製薬会社が一部の薬を飲みやすくするための賦香料に使用。 |
|
|
|

ヘビウリ(蛇瓜)の長~い実
原産はインド。江戸末期に観賞用に渡来。1㍍以上もある実が棚から何本もぶら下がっている光景に初めて出合ったとき、ヘビが大嫌いの私は、一瞬ビックリ! 東南アジアでは炒め物やカレー料理などに使うそうです。 |
|

ミシマサイコ(三島柴胡)
根茎を日干しにしたものが生薬「柴胡」で、かぜ、 胆石、胆のう疾患 頭痛に効きます。江戸時代、東海道の三島の宿に泊まる旅人は、当地の特産「柴胡」という薬を買うことがならわしになっていたそうです。
|
|
|

チューベローズ
メキシコ原産。香りの良さが魅力で日本には江戸後期渡来。花の芳香が夜になると強くなり、中国では「晩香玉」、台湾では「月下香」の名で呼ばれる。日本では花の製油が化粧品の香料に。 |
|

ノダケ(野竹)の花
野竹といっても竹の一種ではない。茎の先にある節の部分が竹に似ていることからの命名。奈良時代から咳止め、痰切りの薬草として使用。
|
|
|

ハトムギ(鳩麦)の実
ハトムギの名は、実が鳩の好物であることから。健康茶「ハト麦茶」でおなじみ、服用すると健胃、解熱、利尿、解毒の効果あり。特に女性には肌の老化防止や美肌効果があるとか。 |
|

フジバカマ(藤袴)
秋の七草のひとつ。蕾の全草を乾燥させたものが生薬「蘭草)」と呼び、服用すると 利尿・通経・黄疸・腎炎・糖尿病予防などに効き、風呂に入れて入浴すると補温・肩こり・神経痛・皮膚のかゆみなどに効く。
|
|
|

ムラサキウマコヤシ(紫馬肥やし)
馬が唯一の交通手段だった中央アジア原産。高タンパク、高ビタミン、高ミネラル、豊富な食物繊維がある最古の飼料作物。今や現代人のサプリメントの原材料としても注目されています。 |
|

ベラドンナ
全草に毒性、とくに根は猛毒。葉を触っただけで皮膚炎、かぶれ、重度では潰瘍、失明にもなります。
|
|

ナンバンカラスウリ(南蛮烏瓜)
カラスウリの名前がついていますが、ニガウリやゴーヤーの仲間。中国南部、インド、東南アジアに分布するつる性多年草で、食用や薬用にするため日本でも栽培。
|
|